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地歴調査(フェーズ1調査)用語集
地歴調査(フェーズ1調査)でよく使用されている用語について、用語集を作成しました。 (無断転載を固く禁ずる)
あ行
油汚染対策ガイドライン
- 平成18年3月に環境省が定めたガイドライン。土壌汚染対策法でカバーしていない油類について、調査方法や措置方法などを解説している。副題は「鉱油類を含む土壌に起因する油臭・油膜問題への土地所有者等による対応の考え方」となっており、あくまでも鉱油類が対象である。
油類
- 土壌汚染対策法による規制の対象外である鉱油類、動植物油類などの総称。
一般公表資料
- 土壌汚染対策法で規定している地歴調査における収集すべき資料の1つ。同法の地歴調査では、資料調査として、一般公表資料、私的資料、公的届出資料の3種を収集することとなっており、ホームページ、法務局や図書館などで誰もが比較的容易に入手できる資料が対象である。具体的には、登記簿謄本、住宅地図、空中写真、地質図などである。
埋土
- 宅地として使用するために、海岸、河川、水田などを外部から土壌を搬入、運搬してきた土壌のこと。盛土(もりど、もりつち)とも呼ばれることがあり、稀に土壌汚染を引き起す土壌を含んでいる場合がある。
ASTM
- 世界最大規模の標準化団体である米国試験材料協会(旧称 American Society for Testing and Materials)のことを示す。ASTM規格とは、ASTMが定めたシステムやサービスなどの規格であり、フェーズ1環境サイトアセスメントの規格も制定されている。日本で実施されているフェーズ1調査は、同規格の調査方法などを参考としている。
MSDS
- Material Safety Data Sheetの略称で、化学物質安全データシートのこと。工場などで使用している薬品類に関し、有害性のおそれがある化学物質の性状や取り扱いに関する情報を示している文書である。地歴調査(フェーズ1調査)では、成分を確認し、特定有害物質の有無を確認する。
エンジニアリング・レポート(ER)
- BELCA(公益社団法人 ロングライフビル推進協会)によると、建築物・設備等及び環境に関する専門的知識を有するものが行った不動産の状況に関する調査報告書の総称である。建物状況調査報告書、建物環境リスク評価報告書、土壌汚染リスク評価報告書、地震リスク評価報告書により構成される。
おそれの区分の分類
- 地歴調査の結果による、土壌汚染のおそれの区分の分類のこと。土壌汚染対策法では「おそれが比較的多い」、「おそれが少ない」、「おそれがない」の3分類される。おそれの区分の分類により、土壌汚染状況調査(フェーズ2調査)の調査仕様(具体的には調査密度)が確定します。土壌汚染対策法に基づく調査では、汚染のおそれの区分を入手した情報からしっかりと行う必要がある。
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